はじめに

海を進む大型潜水艇が、明るい水色に染まった海上へとその身を滑らせていく。
メープル駅から送迎バス経由でこの潜水艇に乗り換えて
どれだけの時間が過ぎただろうか。
向かう先にあるのは、リゾート用に新たに築かれた人工島の下部ドッグだ。
最も頻繁に出入りが発生する その島は、
上下からまっすぐ見た場合エンブレムの形を作っている。
そこが、紅葉国リゾートホテルの門である。

観光地、大観光地の建設に伴い、この大規模リゾートホテルは建設された。

ホテルとは言うが、実際にはコテージ群と言う方が正しい。

リゾート門

ここ紅葉国では未開発の島などの自然が豊富に残されており、その雰囲気を考えて作られたコテージ群は景観にほどよく溶け込んでいる。

それだけでなく、このコテージ群はいずれもこのリゾート計画にために作られた人工島に配置されており、紅葉国の自然は従来のままに残されている。
紅葉国の自然溢れる土地へやってきた観光客は、その多くがこのコテージ群で過ごしていく。

よりプライベートな空間やロマンティックな環境を望む観光客の中には、もう少し割高な別の宿泊島、
あるいは海中の光景を見通せるアンダーシーホテル、果ては一泊2万にゃんにゃんもする小型のプライベートビーチに宿泊していく者もいる。

勿論、いずれの場所で泊まっても、紅葉国の自然を味わうには充分な環境が約束されている。

今回は紅葉国リゾートの見学会に参加して、特別に解放されたコテージやリゾートを取材して回ってきた。
これはそのときの取材を元に作られたコラムを主体とした紹介である。



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