都市船整備員試験

都市船整備員の技術者資格は、一種、二種、三種がある。

一種は、上級の整備員とされる。
都市船の整備、補修だけでなく、スレーブシップの設計までを行う技術が保証されるレベルである。
このため、一種の知識問題では都市船開発における根幹部分……全体の系としての補償や、
都市開発知識、安全面に関する知識などかなり深いレベルのものが強うとされる。
実技においては、実際に課題を与えられ、スレーブシップの設計を行い、
審査員の前でプレゼンをする、といった形式になる。
故に、一種を持つものはごく少数となっており、現在では初期の開発者である神室氏や朝霧氏、
そもそもの意見提案氏である紅葉ルウシィ氏程度しか、この時点では資格保有者はいない。
これは技術進歩と人材育成の幅にあわせて徐々に修正されていく予定である。

二種は、通常の定期整備の他、緊急時のトラブル調査と応急処置などが行えるレベルを指す。
実運用上では二種免許保持者がもっとも強い権限を持つ。
彼らは知識問題で都市船の運行に関する基礎知識の他、
かなり深いレベルでの機構に関する知識が求められる。
実技試験では、シミュレーションとして口述によるトラブル対処の試験と、
シミュレータにおける運用試験が行われる。

三種は、通常の都市船であるスレーブシップ、マスタシップ双方の、定期整備を行えるレベルを指す。
ここでの知識問題では、都市船の基礎的な機器の知識や整備方法他、
安全管理技術に関する問題が出題される。
実技では、実際に定期点検時に整備対象とされている諸々の機器の予備を渡され、
その場で整備することになる。

多くの者は三種として扱われ、大規模整備の際にはもっとも厚く固められた。

これらの整備試験、試験内容の確立にも、海底都市等で培った知識、技術が多く採用されている。
実技試験中


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